おたふくわた復活プロジェクト

34.おたふくわた復活宣言!!~その2~ おたふくわたの看板を書き続けている童画家復活宣言直前に起きた 田中時彦氏との運命的な出会い 前編

「おたふくわたが復活する」という情報をこのホームページや噂で聞いた弊社の元社員の方々が最近電話やメー ルなどで私にエールを沢山送ってくださいます。弊社の事情で寝具事業を撤退した際に止むを得ず会社を退職された方々から「応援しています!」と言われると 感極まります。限定販売とは言えもう一度世間に「おたふくわたのおふとん」を売るのは事実です。悔しい気持ちを内で抑えながら会社を去った方々が今こうし て応援してくれています。そういった期待を裏切らないためにも私はおたふくわたを必ず成功させたいと思います。
先日私は数人の元社員の方々と食事をする機会がありました。丁度父が社長として活躍していた頃の社員の方々です。私は箸を進めながらその方々から父の思い 出話を聞いていました。食事をしながらしばらくするとその中にいたある方が「あっ思い出しました」と言いながら突然かばんの中から2枚の絵葉書を見せてくれました。「これは私宛と知人宛に来たはがきなんですが裏の絵をよく見て下さい。」というのです。昭 和を思わせるノスタルジックな心が和むその絵の中にぽつんとなんと・・・おたふくわたのホーロー看板の絵があるではないですか!「これはどなたですか ね!」と興奮気味に私は聞きました。「元社員ではないと思いますよ。宛名の下に田中時彦と書いてあるでしょ。画家ではないでしょうか」と言うので宛名の下 を見ると小さい字で田中氏の紹介が数行印刷されていました。どうやら福岡の方のようでした。「すごいです ね。2枚とも種類が違うのにそれぞれおたふくわたの絵が描いてあるというのは、よほど看板を気に入ってくれていると考えてもいいですよね。」と私が言うと その方は「しかも心が温まる絵と言うか、ほっとする感じでしょ。いやそのほっとする絵の中にこのおたふくわたの看板を入れているということはですよ。この画家の方はおたふくわたイコールほっとする、と思っていらっしゃるんじゃないですか。」
と言いました。私はその2枚の葉書をお借りして自宅に帰りました。

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ポストカードになっている田中時彦氏の作品です。
おたふくわたの顔の看板や手前に・・ふくわたとなっているのが分かります。

酔いが覚めていた私は葉書を妻に見せました。「ほのぼのした絵ね」と妻は葉書を眺めていました。「私がイメージしているおたふくわたはまさにこの絵なのよ」と私に葉書を返しました。私はぴんときました。「こんな絵を描く方ならきっと心優しい画家なのではないか」
私は翌日インターネットで田中氏の事を調べました。すると沢山田中時彦氏の関連したホームページが紹介されているではないですか(本当にインターネットは便利です)
そして田中氏自身のホームページがありました。
田中氏のプロフィールを見ると結構お若いということが分かりました。
そして何より更新をまめにされているところを見るとリアルタイムで活動されている感じがありました。元社員の方から借りた葉書が1996年の作品だったの でもしかしたらもうリタイヤされているかと考えていたので嬉しくなりました。私は思わず連絡先を見て直接電話をしてしまいました。
あいにく本人は不在でした。気持ちを落ち着かせて私は受話器を置いた後ホームページの問い合わせを見てメールを出すことにしました。福岡では有名な方のようでしたので返事はNGではないかと思いながらメールを出しました。そして・・・翌日田中氏からお返事が来たのです!
田中氏のホームページをぜひ一度見て下さい。
次回はおたふくわた復活プロジェクト最終回!田中氏との出会い後編をお送りします。
おたふくわたは8月初旬頃に各マスコミに木綿ふとん限定販売についていよいよプレスリリースをします。皆様の応援宜しくお願いします!

九代目 原田浩太郎

※このコラムは2003年7月に執筆されたものです

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