おたふクラブ  <アレルギー考察>

おたふクラブを開設して以来、今でもやはりアレルギー関係のご質問やお問い合わせが一番多いです。先日紹介した弊社のアンケートの結果を見ても寝具を選ぶ基準に防ダニや抗菌、防臭機能側地などが一番多い回答でした。これはアレルギーやダニなどで悩む消費者が多いことを物語っています。今回はぜんそく治療などで有名な「医療法人社団茂恵会 半蔵門病院」の理事・副院長である医学博士の灰田美和子先生にアレルギーやぜんそくのお話、また寝具の選び方などについてお聞きしてみました。

●アレルギーについて
「アレルギーにはI型からIV型まであります。簡単にお話しますと気管支ぜん息やアレルギー性鼻炎はI型の事が多く、皮膚や金属などの接触アレルギーはIII型、IV型などの場合が多いと言われています。
最近日本ではアレルギーの人が増えているといわれていますが、これは生活習慣の変化が大きな原因と考えられています。
食生活の欧米化も、その一つですが、もう一つは、若い人が、あまり掃除をしなくなっているのではないかと言う事です。新築のマンションや新居に住むと『新しい=ほこりやごみが少ない』と思い込んで大してそうじをしなくなっていると聞いたことがあります。

ダニなどのアレルゲン対策のためには、ソファやフトン、特に寝具などの手入れが重要になりますが、関心が薄いようです。年末の大掃除などもあまりしなくなっていますし、フトンも何年もクリーニングに出さなくなっています。
ですからアレルゲンなどを気にする前にそうじをキチンとすることからはじめてほしいですね。=アレルゲンが気になるならばまず、ダニの除去と回避に重要な掃除をしてください。ただし、ダニ・アレルギーが全くない方は、それほど神経質になる必要はありませんが、ダニ以外にも昆虫アレルギーやカビアレルギーの方達は、やはり気をつけた方が良いでしょう。」

●ぜんそくについて
「ぜんそくは昔からある病気ですがやはりキチンと治療しないと今でも怖い病気のひとつです。ぜんそくで亡くなる方は年間4000人以上いると考えられていますがこれは白血病で亡くなってしまう人数と同じ位ですね。白血病が怖い病気と言われているのに気管支ぜん息は、これと同じ位の患者さん方が亡くなっているのに、怖い病気という意識がなくて正しい治療を受けようと考える人が少ないのです。白血病と言われれば皆さんビックリして一生懸命治療されるのですが、、、。

気管支ぜん息も様々な誘因がありますが、日本ではダニ・アレルギーを持つ患者さんが多いので、その場合はダニ対策を行えば、かなり予防効果が期待できます。
これには寝具の手入れをはじめ、ダニ対策のための掃除が大切です。ストレスなどで過労となると風邪を引きやすくなり、これが気管支ぜん息を引き起こす場合もあります。

ストレスをなるべく溜めない規則的な生活、そうじもきちんとする、食生活もバランスよく、などと基本的なことをきちんとして体力、精神力ともに充実している事が、ぜん息に限らず、あらゆる疾患の予防になると考えます。」

●寝具について
「皮膚アレルギーの人が木綿の手袋を使うという話はよく聞きます。確かにアトピー性皮膚炎の人は手の保護のために良質の木綿の手袋を用いる事は良くあります。しかし、木綿アレルギーの方も決していないわけではありません。

寝具で言えばアレルギーになりたくないのであればポリエステルがいいという極論になります。ただし木綿や羽毛もそれぞれ長所もありまた木綿ふとんは日に干せるので清潔に扱いやすいともいえます。

ダニに関しては日に干してもダニが全滅するというのではなく乾燥するので湿気がすきなダニの居心地が悪くなるというだけです。それも夕方、遅くまで干していると湿気が増えるので逆効果です。だから乾燥機で乾かして、その後、死んだダニを掃除機で吸う方がダニの除去という観点からすれば効果的かもしれません。ダニは湿度が70%以下になると生きていけないので、乾燥機は、効果的です。またダニは50℃以上で死にますので、乾燥させながら温度を上げることが出来ればより効果的です。中途半端な曇りなどの天気よりも乾燥機の方がダニに効果的かもしれません。

その他、寝具で重要なのはスクラッチ・テストなどを行い自分がダニやカビ、木綿、絹やウール等にアレルギーがあるかどうか等を調べて、まず自分の体質などをきちんと把握し、そして体にフィットするものを選んでください。またどんな寝具でもまめに掃除するなどの手入れをきちんとしてください。そうすれば家族にダニ等のアレルギーの方がおられる場合は、症状が、かなり変わってくると考えられます。」

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