おたふクラブ  <アレルギー考察>

●アレルギーにとって寝具はやはり重要なもの。
書店で売っているお薦めアレルギー関係の本


「おたふクラブ」が開設以来テーマにしている「アレルギー」。記念すべき一回目はアレルギーを研究されているアサヒビール株式会社・奥村農学博士とのインタビューでした。ふとんとアレルギーが重要な関係だという事が分かり、その後読者からも「アレルギーと寝具」に関するメールや問い合わせが弊社に多くなってきました。そして前回は会員の笠原さんから来たメールをご紹介しました。

今回「アレルギーの本で読みやすいものはないですか?」という問い合わせがいくつかありましたので本屋さんで手に入るおすすめのアレルギーの本を一部紹介します。しかしここにご紹介する本は個人的に読みやすいと思ったものであり当然この他にも沢山のアレルギー関係の本はあります。大きい本屋さんにいくとこのような本は20冊程置いてあると思いますので皆さんも一度ご覧になるといいと思います。
以下に紹介する本は割と最近出版されたものですので最新治療なども出ています。

「アレルギーは自分で治そう」


稲垣 護(いながき まもる)著
医学博士・いながき内科医院院長
現代書林  2002年8月発行
定価:1200円

各テーマを2ページづつシンプルに説明しているので大変読みやすいものになっています。またアレルゲン(原因物質)なども「(1)吸う(2)食べる(3)触れる」と3つに分けそれぞれイラストで表示しています。アレルギーの一つであるアトピー性皮膚炎にとって皮膚を掻くことは一番いけないことだと説明し例えば睡眠中に無意識に掻いてしまうことを防ぐためにパジャマのそでを袋状にしてつつむとか爪を短く切ることなど患者さんのお母さんや著者本人のアイディアなども多く書かれています。
ぜんそくのページではやはりダニの事を主に書いており最低週に一回は天日干しをする、動物性の羽毛や羊毛は避ける、枕のそばがらを避ける、などこまめな手入れをすすめています。
 
「アトピー性皮膚炎 ここまで分かった!ここまで治る!」


池澤 善郎著
医学博士・横浜市立大学医学部教授
(牧野 壮平 独協医科大学名誉教授 監修)
北隆館 2002年5月発行
定価:1500円

著者である池澤先生と監修している牧野先生との対談やQ&Aなどがありなかなか
おもしろい内容が書かれています。例えば
アトピー性皮膚炎を持つ子供の下着については肌触りが良い綿が適しており麻は痒みを誘発する、綿でもタオルのように使っているうちにごわごわするような肌触りはいけないなど。また寝具に関しては掃除機をまめにかける、羽毛ふとんや丸洗いの出来ない毛布は使わない、なども書いてあります。
そして本の最後に附録として主要の外用剤が写真つきで紹介されていたり主な薬剤の商品名や発売元が出ています。アトピー性皮膚炎の専門施設も全国レベルで出ているので
アレルギー患者にとっては親切な本だと思います。またところどころ池澤先生の
あきらめちゃいけません!治るチャンスは必ずあります!」というような思いが書かれており励みになる一冊だと思います。
 
「アレルギー体質は口呼吸が原因だった」


稲垣 護(いながき まもる)著
日本免疫病治療研究会会長・医学博士・西原研究所所長
青春出版社 2001年9月発行
定価:830円

アレルギーは口呼吸が原因だったと新たな視点から書いている一冊です。ある患者さんが見るからに口呼吸のクセを持っていたので鼻呼吸へ矯正したところみるみる改善したといいう出だしではじまります。人間はもともと鼻で空気を吸いこみ口では食べ物を取りこむ構造なのに環境や生命の進化により空気も食べ物も口呼吸でするようになってしまった。鼻呼吸は独特の免疫機能を正常化させる役割があるので雑菌などもそこで浄化される機能がある。と衝撃的な内容が書かれています。また自分が口で呼吸する習慣が多いかどうかのチェック表などがあり面白いです。

睡眠中は
硬めの枕よりふわふわの枕を薦めています。高い枕も気道を圧迫するのでよくないなどとも書いています。睡眠中になるべく仰向けで寝れるようなトレーニング方法なども書いてあります。体を使った実践集のような本です。

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