古本屋さんで偶然見つけた おたふくわた3代目原田忠右衛門の追悼本・・・
昨年12月のとある休日にインターネットの検索エンジンで何気なく「おたふくわた」と入れてみると弊社のホームページや知人のコラムなどが出てきたのですが最後の方に気になるものが出てきました。
「業祖を偲ぶ」 原整造 おたふくわた株式会社 昭和18年 小キズ有
これは何だろうと思い、よく見ると九州の古本センターという会社が売っている古本ではありませんか。すかさずインターネットでこの本を購入しました。
到着してその本を開くと九代目・原田浩太郎の曾祖父、原田忠右衛門氏の1周忌の際に出版された追悼本でした。60ページにわたる本で、立派な表紙でした。
多くの方が氏に対し執筆していて当時の氏の偉大さが伝わりました。 その中で「物を愛せよ」というページがありました。当時氏が工場を見学していると従業員が落ちていた綿を捨てようとすると「一握りの綿でも商品である。我々が生きるうえで大切にしなければいけない原料だ。綿に限らず何事も大切にする心があってこそ人が出来、店が栄えるのだ」と叱った話が出ていました。
たかが綿、されど綿。現代を生きる私たちにとってこの話は少々お叱りを受けたように感じました。皆様におふとんを販売する時、この気持ちを忘れてはいけないと感じました。
最後に氏が作った綿打ち唄を紹介しましょう。
「婿さん持つなら綿打ちは持つな、寒の師走も丸裸・・・ピンバタピンバタピンバタ」
昔、綿花から取り出した綿を梳くとき今のように機械がないので綿打ちという道具で綿をほぐしていました。(以前書いた丹羽氏との出会いコラムを参照) その職人の真面目さ徹底ぶりを書いたものです。今こういった本当のプロ職人はどのくらいいるのでしょうか・・・。